January 1, 2025

地獄谷野猿公苑 スノーモンキー

スノーモンキーに会いに行きませんか?

長野県には、野生のニホンザルを保護するために作られた、「地獄谷野猿公苑」という場所があります。そこで会えるのが、温泉に入る野生のニホンザル、別名「スノーモンキー」です。

長野県北部、標高850mに位置する地獄谷の冬はとても長く厳しく、1mを超える雪に覆われ、最低気温が−10度を下回ります。

温泉に入る野生のニホンザル。世界中どこを探しても、この様な光景はここだけしか見れません。ここに住むニホンザルは、寒さを凌ぐために温泉で体を温めているのです。
これが、スノーモンキーです。

1964年、地獄谷野猿公苑が開苑以来、このような野生のニホンザルを間近で観察できる場所ということで有名になり、世界中の研究者や写真家、観光客が訪れています。

ニホンザルは、年中温泉に入っているとは限りません。入浴中の姿を見るのに最適なシーズンはやはり寒さが厳しい冬。この様に温泉に入る姿を見ることができるでしょう。

地獄谷野猿公苑内の温泉は、野生のニホンザルの為に作られた温泉なのです。
温泉に入っているニホンザルの愛らしさと言ったら、他には例えようがありません。

野生のニホンザルの行動は、数十頭から100頭を超える群れをなし、数kmの行動範囲内で生活をします。基本的にメスは生まれた群れで一生を過ごしますが、オスは大人になると群れを出て行き、独り行動または違う群れに仲間入りします。

オスザルは群れを移り変わりながらも、今いるそのテリトリーを守る役目をしていますが、母親ザルは、常に自分の子どもだけに寄り添い、守り、世話をします。

野生のニホンザルは温泉に入っていない時間、食べ物を探したり遊んだりしています。雪の中にある木の実や草を探して食べます。

公苑内のルールもあります。
猿に餌を与えないこと、水中カメラやドローンそして自撮り棒などでの特殊な撮影はしないこと、そして家族であるのは十分理解しますが、ペットを連れて行かないことです。
野生のニホンザルに過大な刺激やストレスを与えないことが理由として挙げられます。

特に注意を払うべきなのが、食べ物です。ニホンザルの目の前では一切食べ物を見せない様にとお願いされています。
専門家の元、餌づけされていますが、その時期や方法は非公開となっております。
この様に、私達がルールを守り、それによって野生のニホンザルを守る事に繋がり、近くまで近寄って観察できるのです。

やがて日が暮れる前。太陽が沈み、気温が下がります。
温泉で体を温めた野生のニホンザルは、寝床である安全な山の中へと帰って行きます。

ご視聴いただき、ありがとうございます。
皆様のサブスクライブをいただければ幸いです。
そして、皆様をまた新たな旅へとお連れできることを楽しみにしています。

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